<< June 2012 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク * - * - * -

現代日本人気質に合うシステム

120630_090134.jpg
<本日の写真>家の庭に父上が笹を立ててくれました。で、わが子が短冊をつけてくれました。で・・・うん。まぁ、具合が悪かったのを心配させてしまったようです★ままはそんな優しいさくらが大好きだったりします。



すみません、頂いたコメントへのお返事ができていないまま、次のエントリーです。。。
自分の頭の中をまとめたいのです★
ずっと考えていたのですがまとまらないのです★★
まとまらないと下界に降りてこれないのです★★★
少々お付き合いください ぺこ <(_ _)>


日本の場合、会議に議題が出てきた時点で、話し合いの方向性は大まかに決まっています。
だから、ぺーぺーの自分がいろいろ考えても、正直意味ないんですけど。
それにしても会議に出席している以上、ちゃんと自分の意見を持っていたいと思うのです。


今、自分が持っている違和感は。
他国のシステムを真似しがちな政策の立て方に始まり、日本の大学の方向性に関する議題を聞いて、前頭葉へ噴出してきた感じです。

日本が強みにしてきた電子機器産業は、今や台湾などに脅かされる存在となりました。
このままでは、可愛いわが子の15年後の就職先がなくなってしまう。

できれば日本国内で産業を生み出したい。
そのために、技術の創出を行いたい。
それができるのはアカデミアだと思います。


・・・でもね。
私はともかく(爆)、日本の大学からは、とってもいい研究も技術も、たくさん生み出されてるんです。
それがなかなか産業に結びつかないんです。

某国軍のマネージャー級の方とディスカッションしたとき。
思いっきり、こんな問いをふっかけてみました。


「なぜ日本の大学からは産業がなかなか生み出せないんですか?」

「そりゃ、大学の先生が金儲けに積極的でないから。」


(-________-;) ウッ・・・


「某国では金儲けは悪いことではない。お金を儲けないと研究室は回らない。
対して日本の大学の先生は、”お金に興味がない”ことを良いことだと思っている節がある。
それで産業が生み出せるわけはない」


お金に興味があったら、産業界へ出ていく。
これね。私、前職の私立大学へいた頃は、そうは感じませんでした。
前職の大学では、どんな小さな学内の雑務でも「謝礼」が出たりしましたし。
私立大学は1企業と同じ、ブランドを大事にし、そこで働く人たちの意識の統一にだって気を配る。

でも国立大学にいる今は正直、「お金に興味がない」方が多いなって感じます。


平成24年6月4日。
平野博文文部科学大臣のお名前で、「社会の期待に応える教育改革の推進」という資料が配布されました。


もちろん、ここに書かれていることはどれも大事だとは思うんですけど。
なんか・・・何かが足りない気がしてしまうのです。

平等な資本主義国、日本。
集団行動、協調性を重んじる日本。
信念さえしっかりすれば、その信念のための努力を惜しまない日本。
漫画・アニメ文化がはぐくんでくれた、弱いものを助ける倫理観。

その日本の国民性に合ったシステムや政策は、今、真似しがちな米国というより、どちらかといえばドイツ的なんじゃないかと思うのです。


その一方で。
特に前職の大学で強く感じたのですが。
今の若い世代は、しっかりとグローバル化しています。
物おじせず主張し、自分のやりたいことを見つけ、言葉の壁は文化(アニメ、漫画、ヒップホップ、時にアルコール!)で乗り越えていきます。

なんとなく・・・彼らのような人材がアカデミア、特に工学系に残り、お金儲けに積極的になってくれたら、可愛いわが子の将来が明るくなるんじゃないかと。
そういう人材が大学のアカデミアに残るようにすることが、実は大事なんじゃないかと。

そのための大学システムを作り、運営に当たってはドイツで成功した政策例を参考にしてみる。
とりあえず今、思いつくのはそれくらい・・・



結局ろくなこと思いつかないんですよね・・・戦略協議会にいても、政策の勉強することを求められているのかも良く分からない・・・
論文書こうっとクリック(-_-φ →
sachi * 研究:心の赴くまま * comments(11) * trackbacks(0)

折り紙扇子

120618_195603.jpg
父の日には、日頃の感謝をこめて野球場へ。
取れた席は内野指定席。
応援してたチ−ムはぼろ負けだったのですが、野球場ってものの雰囲気が分かって面白かったです。
もっとも、ルールの分からない我が子は退屈してましたが
f^_^;

そして昨日。
みてみて、我が子四歳が折って、自分でセロテープも切って作った扇子〜(写真)。
しかもね、セロテープもね、私がお風呂洗ってる間に、文房具置場から自分で取って作ったんですよ♪
良かった〜、我が子工作できないんじゃないかと心配してた〜〜
(:_;)



こんな小さいことが嬉しいのさクリック→
sachi * 日記:プライベート * comments(3) * trackbacks(0)

国立科学博物館

120530_194717.jpg
<本日の写真>我が子による遠足の時の絵。やっと人が書けるようになりました☆1番右はコアラだそうです
f^_^;



先週末は「恐竜が見たい」我が子を、国立科学博物館へ連れていきました。
上野駅に立ったら、昔、自分もよく博物館や芸術館に連れて来てもらったのを思い出しました。
ありがとう母上。


や−、しっかし、すごいですね上野の科学博物館。
ホントにオススメですよ皆様。
360度シアターのようなアトラクション的なもの、虫の声や鳥の声が聞こえる展示など、そこかしこにネタが仕込んであって、全て混みで大人一人600円なんてめっちゃお安いです
o(^-^o)(o^-^)o


自分が思っていたよりも恐竜が小さかったり。
ヘラジカが熊並に大きかったり。
私自身もたくさん発見があったのですが。

1番驚いたのはね、日本館にね、日本で発見されたミイラがね、すごくよく見える状態であったこと。
まだ顔立ちも分かる、女性のミイラ。


我が子「どうして壷に入ってるの?」

私「昔はね、亡くなったら燃やさずに、こうやって壷に入れて埋めたんだよ(注:今でもこの方式での埋葬も地域によってはありますが、法事の際に我が子には火葬について教えてあるので★)。
普通は腐って骸骨になるんだけどね、ある特殊な状態では、表面にロウができて、こうやってミイラ化するんだよ」


我が子は怖がる様子もなくミイラを見ながら、再び「どうして壷に入れるの?」と聞いていました。

京極夏彦先生のうぶめをお読みになった方、目の前にいきなり屍蝋がある状態を想像なさって下さい。
あの胸に突き刺さる悲しい物語と、目の前のご遺体と、ご遺体の隣に展示されてる骸骨の模型と。
耳の無くなったそのミイラの横顔を見ながら、しばらくその場を動けませんでした。

うん。
大人になっていろんな経験つんでからの博物館。
ありだと思います。



ちなみに我が子のヒットは、最終的に、恐竜ではなく360度シアター☆
気に入りすぎて、二回入りました
f^_^;
一日では全部みられず閉館になったため、お風呂では「全部みたかった、帰りたくなかった」と泣いた我が子の好奇心にクリック→
sachi * 日記:プライベート * comments(7) * trackbacks(0)

科学者と政治

120605_120652.jpg
<本日の写真>PennStateに行ってた学生が帰ってきました。お土産はお洒落な塗り絵とシュールなショットグラスー。



すみません、覚書です。
霞が関出入りが多くなる中、自分がどうあるべきかについて参考となる文章があったので
(。_。)φメモメモ ・・・
以下、すべて有本建男先生の文章(化学と工業 vol.65 p.441)より。


「科学は客観的であり、政策は規範的である」

「社会の中で科学者ができる限りの科学的知識を提供しながら、市民と問題を共有し、そのコミュニケーションの中で解決を共に模索する」(学術会議声明の紹介の一文)

「有識者による政策助言が無秩序にはびこり、政治の側が科学的助言をぞんざいに扱ったり、助言者側の質が低下したりという事態が生じる恐れもある。
(中略)
科学的政策助言における知識と、学術的な知識は同じものではない。
科学的政策助言における知識は学術的知識を越えるものである。
なぜなら、前者は、科学的な基準を満たした上に、さらに政治的に効果のある物でなければならない」(ベルリン科学アカデミー指針の紹介の一部)



いろいろ考えるわけですよクリック→
sachi * 研究:心の赴くまま * comments(8) * trackbacks(0)

「産学官の道しるべ」

120603_092723.jpg
<本日の写真>家の庭に咲いたシロツメクサで、わが子と一緒に冠を作りました♪



あわてて午後の会議の準備中です。
必要そうなのでまとめ。
iPadからだとブログが読めるので便利♪

日本は大学の研究からの産業化が進まない、ミッシングリングだとか言われていますけど。
JSTでは産学官を進めるためにこんなサイトを作られたりもしています↓

産学官の道しるべ

ポイントは産学官連携従事者のご経歴も見られることかもしれません。
もう少しいろいろ考えたいと思いますクリック→
sachi * 研究:心の赴くまま * comments(0) * trackbacks(0)
このページの先頭へ
| 1/1PAGES |