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学生へのおもちゃ

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<本日の写真>毛糸玉のようですが実は綿菓子☆ トルコのお土産ですー



冬休みをしっかりとって。
研究室も講義も始まりました。
卒論がテンパる今の時期は、その年度の教育の結果が如実に現れます。

今年は、多分。
研究結果に関しては、研究室全体としてはそこそこ良かったと思います。
が、教育に関しては、後悔するところが多々あります。

振り返ると、自分に対しても学生に対しても、甘すぎたなぁと。

自分が遅くまで研究室にいて研究を背中で語ってやれなかったので。
学生に厳しくすることにためらいが生じたんですよね。


…間違ってましたね。


厳しくできなかった結果、スキルは身につけられても、精神面・仕事への態度面を引っ張りあげる事ができませんでした。
多分、会社が今時の学生に1番望むものだろうに。

やる気がないわけじゃないんです。
やる気はあります。
要領がいいので結果もだします。
が、向上心や好奇心という、人生を楽しむ上でもっとも大事な部分を、赤子時代なら誰もが持っていたはずの宝物の錆を取ってやる事ができませんでした。



生後10ヶ月の赤子の好奇心を育てている今なら、学生に対して私の何が悪かったかがわかります。
適切なおもちゃを与えなかったことと、直接の語りかけが少なかったこと。


…てことで、このエントリーでは、赤子の発達段階に応じたおもちゃならぬ、学生のレベルに応じたおもちゃをメモっておきます★
完全に私の独断と偏見ですー。

教育してるうちにどんどん変わると思いますー★★



<レベルに関係なく>
○国内外からの研究者による講演


<研究室配属時>
○先輩の卒論・修士論文
○自分の研究に関するショートプレゼン(初対面の人に説明できる喜びと研究に対する自覚)
○日本語の本(なるべく一般的なもので背景を知る)

・参考文献
科学者たちの奇妙な日常 (日経プレミアシリーズ)
松下 祥子

自分のですけど・・・やっぱり、自分が伝えたいことが詰まっているので
(^^;;


<研究開始>
○指示された実験・計算(種々の装置に触れる喜び)
○レジュメ作成(パソコンの使いこなせる面白さ)


<1-2回実験したら>
○総説・論文(論文に関しては特に英語のもので、世界中に研究者がいることを知ってもらう)
○ディスカッション(議論でぶつかる刺激)


<社会人としてのコミュニケーション能力がついたら>
○共同研究先へ派遣(未知との遭遇)


<実験の意味を理解したら>
○立てた仮説があってるかどうか、そして合ってなかったらどうしてなのかという、神様が与えたパズルを解く喜び(人類のDNAに刻まれた好奇心という宝物、自分の脳が活性化していく快感)
○毎週の論文チェック(見つけた宝物の値打ちがどんなものなのかを知る、世界同時進行のスリル)
○自分で実験を組み立てる(自主性発揮の楽しさ)


<研究の背景の理解と、主要な論文(最低5本)の読破と、十分なディスカッション能力と、社会人としてのコミュニケーション能力がついたら>
○国内学会発表(認められる喜びと刺激とドキドキ感)


<英作文ができるようになったら>
○論文執筆(世界を相手にする喜び、科学史に残る科学者と肩を並べた気分や文豪気分を味わう)


<イケてる結果だったら>
○助成金・奨学金ゲット


<英会話ができるようになったら>
○国際学会発表(ここまでいけば、いやでも研究世界の楽しさが分かるハズ☆)


・次のステップへ進んでもらうための参考文献
「すべてのアメリカ人のための科学」
http://www.project2061.org/publications/sfaa/SFAA_Japanese.pdf

「アメリカ人の」がついている理由など、最初の部分を読めば納得していただけると思います。


<研究や科学の、人間世界における意義が分かるようになったら>
○テーマ設定、研究費申請、そして研究者の世界へようこそ♪



…とりあえず思い付くのはこんなもんだけど…

1番大事なのは、赤子同様、愛情をもって誉める事と叱る事なんだろうな。



で、赤子と大きく違うのは
スキンシップはセクハラって事ね
(-_-)フッ





やー昨日、すっごい良い結果が出て、危うくハグするところでした★
ハイタッチは日常茶飯事の我が研究室。それっくらいならいいだろうって思ってくれる方、顔写真下のランキングクリックしてやって下さい…→
sachi * 日記:プライベート * comments(7) * trackbacks(0)

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コメント

私が女子学生には絶対にできませんが、男子学生にはサチ先生が肩やお尻をたたくことぐらいはしても大丈夫ですね。叩かれた学生は走り出すと思います。センター試験目前で、張り切っているのは大学の職員だけです。
Comment by ゴロー
学部生の時から国際論文書いていると、教授と喧嘩して日本の大学院行けなかった時にも、奨学金付きで海外院に行けたりします。
Comment by JosephYoiko
キャンパスでの教授殺害事件、怖いですね。10年くらい前に筑波大学でありました。先生の大学ではセキュリティシステムは大丈夫ですか。本郷をはじめ、ほとんどの大学ではフリーパスでよかったのですが、学問の自由が脅かせれています。ここでも明日からセンター試験です。準備は整ったようです。
Comment by ゴロー
★ゴロー様、

お尻をたたくのはまずいです
(^^;;

教授殺害は・・・いったいどんな犯人でどんな動機だったのかをとっても知りたいです・・・


★JosephYoiko様、

なるほど!
論文書ければ一人前の研究者として受け入れていただけますものね
(・_・。)(._.。)(・_・。)(._.。) ウンウン
Comment by sachi
Sachiさん、こんにちは

体調はいかがですか?
このブログ、いつもほんとうに励みになってます。

ひとつ知りたいことがあるんですが
「日本学術会議」ってとこに登録している学会の方が、グレードが上とか、利点ってあるんでしょうか?

せっかくの論文だったら海外に出したいと思うのですが、主論文は日本学術会議に登録している学会でないとダメ〜なんてところもあるようで・・・

大学院でも様々だと思いますが、Sachiさんの母校や今の大学院ではいかがでしょうか?

M Junko

Comment by M Junko
>○国際学会発表(ここまでいけば、いやでも研究世界の楽しさが分かるハズ☆)
そうですよね,そうですよね,そうですよね!
ところが,手取り足取り導いて一流の国際学会で発表させてやって,それでもダメだったのが一例.ここまで指導してやったのに何がいけなかったかどうもわからない.難しいものです.
Comment by 三ねんせい
★MJunko様、

ええっと国内限定ということですか?
うちの分野ですと、純粋にインパクトファクター勝負なところがありますので、学術会議は関係ないと思うのですがっ…


★三ねんせい様、

えー…
それはまた教え甲斐のない学生さんなっ★
Comment by sachi
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