<本日の写真>椿に似てるけど椿じゃない★
えとすみませぬ★
完全に管理人覚書のエントリーでございまする★★
研究者はー。
成果を論文にしてー。
世の中に出すんですがー。
その論文を掲載していただく雑誌を選ぶのがー。
結構むずかしくてー。
つまりですね。
少女マンガをジャンプに投稿しても受け付けてもらえないじゃないですか。
鳥山あきら並に書ければスピリッツでもいいけれど、
「この作品うまくかけなかったし、私へたっぴだから、とりあえず同人誌レベルかなぁ?」ってのもあるじゃないですか。
その自分の書いた作品の力を見極めて、どのレベルに出すかってのは。
これがまた研究者に必要な力の一つなわけでございますが。
私に最も欠けている力の一つです
OTZ
・・・っで。
その見極めに必要な情報を、少しずつ書いていこうと思いまふ★
短編用と長編用にわけてー。
インパクトファクター
(IF。雑誌の引用数です。大きいほどその雑誌を参考にしてる人が多い、と言われますが、論文によって差があるのが実情です。やっぱほら、同じスピリッツでも、島耕作っていうといろんな人知ってらっしゃるけど、アフロ田中は分かってくれる人少ないじゃないですか?)の大きい順でー。
注:私のいる化学分野では、IF=3以上の雑誌に出すのをチャレンジング、といわれます
ちなみに2007.2.12. 現在書いてるのはあまり自信のないやつなので、低目から入りますー↓
2007.2.13. 雑誌追加。名無し様ありがとうございますっ ペコリ(o_ _)o))
2007.2.15. アメリカ物理系追加してますー
2008.1.21. 大学からできないときに・・・平成16年度の物理系雑誌のimpact factorが結構ここに書いてあります↓
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/12/04121501/furoku/008/003.htm
2008.1.22. こっちはPDFですが、2002-2004年のインパクトファクターがほとんど載ってます。総ページ数127!
http://www.bio21.bas.bg/ibf/IF2004.pdf
☆レター(短い作品)
IF=26.7(2007年調べ)
・Nature
http://www.nature.com/nature/authors/submissions/index.html
まぁ最高峰ですから。
基本的に、全部読みたいと思ったら、購入しかありません★
動画もsupplementary informationとして掲載可能です。mpeg対応。
online submission systemはこちら↓
http://mts-nature.nature.com/cgi-bin/main.plex
IF=19.2(2007年調べ)
・Nature Materials
Natureの材料版。
まずはNatureに出して、だめだったら、Natureの助言を受けて直した後にこちらに出すことが多いです・・・
動画もsupplementary informationとして掲載可能ですがっ・・・mpegはだめで、MOVだけで、3MB以内ってかなり極悪★
guide to authorsはこちら↓
http://www.nature.com/nmat/authors/index.html
Online submissionはこちら↓
http://mts-nm.nature.com/cgi-bin/main.plex
IF=10.232(2007年調べ)
・Angewandte Chemie International Edition
http://www3.interscience.wiley.com/journal/26737/home
略称はANGEW CHEM INT EDIT。通称アンゲバン。
化学の最高峰と歌われます。レフェリーは3名。
総説以外はcommunicationしかない、のかな?
まぁ基本的に、サンプル版以外は無料では読めません★
MPEG, AVI, QuickTime, GIFなどのアニメーションもsupporing informationとして掲示できると書いてはありますが、最初の投稿段階では提出できなかったです★
また、詳細ページも、2008.2.現在はリンクが張ってありませんでした・・・Wiley-VCHはアニメーションを見せたいときは向いてないかも↓
http://www3.interscience.wiley.com/journal/26737/home/2002_guideline.html
IF=7.896(2007年調べ)
・Adv. Mat.
http://www3.interscience.wiley.com/journal/10008336/home
あがるなー、どんどん(@@)
まさかJACSを超えてるとは思わなかった・・・
サンプル版以外は無料で見れません★
こちらもWiley-VCHなので、まぁ、アニメーションの投稿には向いてないかも。Wiley-VCH好きなだけに残念★
online submissionはこちら↓
http://www.manuscriptxpress.com/osm/jsp/osm.jsp
IF=7.696(2007年調べ)
・JACS
JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY
http://pubs.acs.org/journals/jacsat/
アメリカ化学会最高峰。
審査員閥が結構あるそうなので、本当にいい論文を出すときには根回しが必要だと聞いたことがありますがっ・・・本当かなぁ★
サンプル版以外は、基本的には無料では見れません(著者によります・・・)。
Communicationは刷り上りA4ページで2−3枚。なのに、実験もデータも完全に揃っているものが好まれるといわれます★
Supporing informationでは結構な数のファイルを取り扱え、この点Wileyよりも提出しやすいかもしれません。gifもquick timeもOK.
こちらに取り扱えるファイルの拡張子が載ってますー↓
http://pubs.acs.org/supmat/viewers.html
論文templateはこちらから↓
http://pubs.acs.org/paragonplus/submission/jacsat/jacsat_templates.html
IF=7.49
・Physical Review Letters
http://prl.aps.org/
物理の最高峰、と聞いたことがあります。
これもまぁ、普通のお宅からは最近のは読めません★
TeXの使用を進めてるのが、さすがな感じ↓
http://authors.aps.org/tips.html
掲載料は無料だとの、通りすがりのジロー様のお言葉ですが・・・
ちょっと私には手が出しにくいです★
IF=4.127
Applied Physics Letters
http://apl.aip.org/apl/top.jsp
アメリカ物理学会の、ページ3枚以内のレターです。
物理学会データベース登録は、一ページあたり115$+一報20$かかります。だからまぁ、3枚書くと365$・・・完全オープンアクセスするには別途1800ドルかかります。
やっぱり高いのよね(TT)
オープンアクセスになってる論文に関しては、普通のお宅からでも見れます。
論文テンプレートはなくて、昔ながらのダブルスペースでオンライン投稿。
しかも。。。
"The manuscript must be in good scientific American English; this is the author's responsibility."
なんだそのAmericanってのはーーーーっ!って思ってしまう私はいけない子でしょうか
orz
「掲載料は高い,レスポンスは遅い」との通りすがりのジロウ様のお言葉です★
原稿準備詳細はこちら↓
http://apl.aip.org/apl/submit.jsp
IF=3.71
Langmuir
http://pubs.acs.org/journals/langd5/index.html
コロイドジャーナルでは最高峰、と歌われたアメリカ化学会の雑誌ですが。
最近なんだか・・・???
動画もSupplementary informationできるんだそうです♪
IF=3.68
J. Mater. Chem.http://www.rsc.org/Publishing/Journals/jm/index.asp
communicationとfull paperのある雑誌です。RSC出版。
reviewがついているので、IFがあがっているとの噂。
Reviewerに回る前に、Editorチェックがあります。
投稿用テンプレートはここですー↓
http://www.rsc.org/Publishing/ReSourCe/
AuthorGuidelines/ElectronicFiles/Templates/index.asp
IF=2.52
Phys.Chem.Chem.Phys.
http://www.rsc.org/Publishing/Journals/CP/Index.asp
最近IFがあがってきている、RSCの雑誌です。
コミュニケーションと、invited article。そして普通のフルペーパーが掲載されています。
IF=2.397
Phys. Rev. E
http://pre.aps.org/
非線形やソフトマター系の、アメリカ物理学会雑誌。
rapid communicationとarticleがあります。
Figureはpostscript形式またはEPS形式でのみ受け付けてもらえます。
VIDEOはELECTRONIC PHYSICS AUXILIARY PUBLICATION SERVICE(EPAPS)を通じて提出可能ですが、これ・・・デポジット料がかかります・・・↓
http://forms.aps.org/author/epapsinstr.html
論文テンプレートは、ざっと見た限りでは、公開されていません★
IF=2.237
EUROPHYS. LETT.
http://epljournal.edpsciences.org/
この雑誌は・・・知りませんでした・・・ orz
"The Frontier of Physics"をうたい文句にされている雑誌です。
レターながら最大ページ6枚と、結構かけます。
言語についても
"British spelling is preferred (i.e. colour, standardise, metre, etc.) but whatever spelling you use (either British English or American English), please remain consistent throughout."
APLに比べて紳士だわ〜♪
ウェブ公開はpublish後30日間が無料です。
LaTeXの使用を推奨いますが、MS Wordでもいいみたい。原稿準備のしかたはこちら↓
https://www.epletters.net/4DCGI/_authors&how_to_prepare/-1/0/0/0/0/0/218714535
IF=2.00
J. Colloid Interf. Sci.
http://www.elsevier.com/wps/find/journaldescription.cws_home/
622861/authorinstructions
今回一番驚きました。
これ、こんなにIFあったのですね(@@)
Short communication, correspondanceといった形で短めのも受け付けてますが、どっちかっていうとフルのほうが掲載されてます。
IF=1.97
・ELECTROCHEMICAL AND SOLID STATE LETTERS
http://ecsdl.org/ESL/
アメリカ電気化学会、レター版。
IF=1.65
・Chemistry Letters
(
http://www.chemistry.or.jp/journals/chem-lett/index.html)
いわずもがなの日本化学会レター誌です。
できるだけ日本の化学に貢献したい方、必須。また、化学会の賞をいただきたい方は必須だとも聞いたことがあります。
仕上がりA4で2枚の短さで、アクセプトまでがとにかく早いです。
また日本人の場合、改訂などのプロセスが日本語でできるので、学生さんの最初の論文としてはちょうどいいかも??
IF=1.55
Physics Letters A
http://www.elsevier.com/wps/find/journaldescription.cws_home/
505705/description#description
Elsevierの物理系レター。
非線形物理などなど。
Elsevier...好み・・・(うっとり
IF=1.3
・Materials Letters
(http://www.elsevier.com/wps/find/journaldescription.cws_home/
505672/authorinstructions)
レターなんだけど2000語以内でわりに長め。
Elsevierなので、アンチアメリカの方はお勧めかな?(おい
ウェブ公開の値段はまだわかりませぬ・・・
IF=1.0
・JJAP
http://www.ipap.jp/jjap/index.htm
日本応用物理学会誌の雑誌。
フルもレターも揃ってます。
日本ではメジャーな雑誌だと思うんですけれども。。。
IF=0.80
・Physica B -Condensed Matter
http://www.elsevier.com/wps/find/
journaldescription.cws_home/505712/description
IFが低いのは、物理分野の雑誌だからでございます。
出したことがないので分からないですが、physicaっていうと難しいイメージを持つ管理人です★
しかしながら私の関連業界のだと
「あれ?これ前にほかの人やってるよね?」っていう論文も載っていて、材料屋としては気楽に立ち向かえる物理系の雑誌です(;´▽`A``
フルもありますー。
☆フル(長い作品)
IF=26.7 (2007年しらべ)
・Nature
http://www.nature.com/nature/authors/submissions/index.html
・・・だしたいなー、やっぱり、これは。
IF=7.696(2007年調べ)
・JACS
JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY
http://pubs.acs.org/journals/jacsat/
アメリカ化学会最高峰。
審査員閥が結構あるそうなので、本当にいい論文を出すときには根回しが必要だと聞いたことがありますがっ・・・本当かなぁ★
上で紹介したCommunication以外に、こちらのArticleもあります。
たとえば2008年のVol.130、No.1では、Communicationは25報、Articleは34報。No.2ではCommunicationは40報、Articleは32報。
Supporing informationでは結構な数のファイルを取り扱え、この点Wileyよりも提出しやすいかもしれません。gifもquick timeもOK.さすがアメリカ。
こちらに取り扱えるファイルの拡張子が載ってますー↓
http://pubs.acs.org/supmat/viewers.html
論文templateはこちらから↓
http://pubs.acs.org/paragonplus/submission/jacsat/jacsat_templates.html
IF=6.8
・Adv.Funct.Mat.
http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/jhome/77003362?CRETRY=1&SRETRY=0
Adv.Mat.のフル版。
ここ数年の材料系の人気が高いのを受けてか、IFもどんどんあがっています。
IF=3.71
Langmuir
http://pubs.acs.org/journals/langd5/index.html
コロイドジャーナルでは最高峰、と歌われたアメリカ化学会の雑誌ですが。
最近なんだか・・・???
動画もSupplementary informationできるんだそうです♪
IF=3.68
J. Mater. Chem.http://www.rsc.org/Publishing/Journals/jm/index.asp
上でも紹介した、communicationとfull paperのある雑誌です。
reviewがついているので、IFがあがっているとの噂。
投稿用テンプレートがここにありますー↓
http://www.rsc.org/Publishing/ReSourCe/
AuthorGuidelines/ElectronicFiles/Templates/index.asp
IF=2.52
Phys.Chem.Chem.Phys.
http://www.rsc.org/Publishing/Journals/CP/Index.asp
最近IFがあがってきている、RSCの雑誌です。
コミュニケーションと、invited article。そして普通のフルペーパーが掲載されています。
IF=2.2
・J.ELECTROCHEM.SOC.
http://scitation.aip.org/JES/
アメリカ電気化学会のフルペーパー版です。
テンプレートはなく、ダブルスペースでオンライン投稿です。
informations for authorsはこちら↓
http://www.electrochem.org/dl/support/jrnls_auth_info.htm
IF=2.00
J. Colloid Interf. Sci.
http://www.elsevier.com/wps/find/journaldescription.cws_home/
622861/authorinstructions
上でも紹介した雑誌。
短いやつもありますがフルメイン。
これもElsevierです。
執筆テンプレートはないみたい?
IF=1.45
・Bull. Chem. Soc. Jpn.
(
http://www.chemistry.or.jp/journals/bcsj/index.html)
いわずもがなの日本化学会フルペーパー雑誌。
改訂などのプロセスが日本語ででき、気軽です。
ウェブのフル公開には10万円かかるのがっ・・・いたいっ・・・★
IF=1.33
・Physica A -STATISTICAL MECHANICS AND ITS APPLICATIONS
http://www.elsevier.com/wps/find/journaldescription.cws_home/
505702/description#description
「コロイドならphysica Bよりこちらのほうが・・・」と名無し様にご推薦いただいた物理系雑誌。
基本的にフルペーパーです。
IF=1.0
・JJAP
http://www.ipap.jp/jjap/index.htm
上でも紹介した、日本応用物理学会誌の雑誌。
フルもレターも揃ってます。
日本ではメジャーな雑誌だと思うんですけれども。。。
IF=0.80
・Physica B -Condensed Matter
http://www.elsevier.com/wps/find/
journaldescription.cws_home/505712/description
上でも紹介いたしましたが、IFが低いのは、物理分野の雑誌だからでございます。
材料屋としては気楽に立ち向かえる物理系の雑誌ですー。
レターもありますー。